以前の投稿でサバイバル3の法則をご紹介しました。
そこでは優先度の高い防災準備の項目に"体温"がありました。
これは適切な体温を維持できなければ、3時間しか生きられない為です。
真冬の場合は特に体温を維持することが最重要事項になっていきます。
我が家では真冬の2月に家庭内防災訓練を行ったのですが、エアコンやこたつが使えない中で大変重宝したのが湯たんぽでした。
普段使いもできて災害時にも役立つ湯たんぽ。
今回は湯たんぽの種類や災害時の使い方についてご紹介していきます。
家庭内防災訓練実施状況
■当日の天気・気温
・2月某日
・終日雨
・最低気温 -7度
・最高気温 7度
■被害想定
・電気・ガス・水道の遮断
・家屋の倒壊は免れ自宅避難
■訓練メンバー
夫婦、2歳児、生後4か月児 の合計4人
湯たんぽの種類
今回我が家で使用した湯たんぽは2種類。
金属製の湯たんぽ。
※他にも充電式湯たんぽ等がありますが、災害時には電気が使えない場合がある為ここではご紹介しません。
メリット・デメリット
プラスチック製の湯たんぽと金属製の湯たんぽのメリット・デメリットをお話しします。
以下は私が使用してみた感想です。
プラスチック製 | 金属製 | |
---|---|---|
温かさ | 〇 | 〇 |
保温性 | 〇 | 〇 |
直火 | × | 〇 |
耐久性 | 〇 | △ |
お手入れ | 〇 | △ |
プラスチック製
メリットは耐久性やお手入れのしやすさです。5年以上使っていますが変形や穴あきなど一切ありません。またシーズンオフ時のお手入れに関しては、水を全て抜いてしばらく乾燥させておくだけです。
デメリットは直火ができないことです。
金属製
メリットは、なんといっても直火ができる事。後でお話ししますがこのメリットはとても大きいです。
デメリットとして、私は金属製の湯たんぽを今年買ったばかりなのですが、シーズンオフ時に水を抜いて乾燥させていたところすでに小さな錆が所々に見受けられました。1シーズンでこの錆ができたところを見ると、耐久性はそこまで無いように感じます。
災害時の使い方
真冬は停電したら死活問題の為、我が家では念のためストーブも用意しています。
災害時は灯油を節約したいので、訓練でも一番気温が下がる朝と晩だけストーブを付けていました。
このストーブと金属製湯たんぽのコンビは最強です。
湯たんぽはしっかり袋に入れておくと熱が冷めづらく保温時間が長くなります。それでも、ぽかぽかしているのは12時間程度。1日中湯たんぽを頼りにするとなると2回はお湯を沸かしなおさなければなりません。
湯たんぽのお湯を沸かそうとすると、そこそこ水量がある為ガスもたくさん使用します。
これが金属製の湯たんぽだとストーブの上に置いておけるため、朝と晩ストーブを付けたタイミングで一緒に温めなおすことができるのです。(湯たんぽから水を入れ替える必要も無いためお手軽です。)
灯油も限られたエネルギーなので最大限に活用したいですよね。この金属製湯たんぽはストーブの良い相棒です。
湯たんぽの保温時間を長くする方法
せっかく湯たんぽを作ったなら、できるだけ保温時間を延ばしたいもの。
その秘訣はしっかり袋に入れて外気に触れさせないようにすることです。これはプラスチック製の湯たんぽも金属製の湯たんぽもどちらも共通して言えます。
それぞれ付属の袋がありますが、口を縛る部分からどうしても外気に触れやすくなっています。特に寝ている時は足で蹴ったりしているうちに紐が緩んできて口が大きく広がっていきます。そこで私が用意したのはこちら。
湯たんぽを付属の紐付きの袋に入れた後、こちらのファスナーの袋に入れて使用していました。厳重なカバーにより若干温かさを感じづらくなりますが、寝る時にお布団の中に入れて使う分には熱すぎずちょうどいい温度です。
日中湯たんぽを使わない時にはお布団の中に入れて置くことで更に保温時間が伸びます。
朝温めて、夜温めなおす直前までほのかな温かさが残っていました。
防災とは違う観点ですが、ファスナー式なので、湯たんぽあるあるの「寝ている時に湯たんぽが袋からむき出しになって火傷した」も同時に解消されます。寝相の悪い子どもにもこういった袋でくるんであげると安心ですね。
他にもこんなファスナー付き湯たんぽケースもあります。
機能性も良く見た目も可愛いので(カラーバリエーションも豊富!)次買うならこちらを買いたいです。
以上から防災目的で見ると、金属製の湯たんぽをファスナー付きのケースに入れて使用することが一番お勧めです。
自宅避難時の防寒アイテムとして是非取り入れてみてください。
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