2月某日。大地震があった想定で家庭内防災訓練を実施しました。
初めて防災訓練を行ったのですが、やらないと分からなかった気づきが多くあり、実際に被災する前に気づけて良かったなと強く感じました。
私が実際に行った家庭内防災訓練の内容、実施後の気づきをこれから複数の投稿に分けてお話していきたいと思います。
防災グッズをまだ用意していない方、買ったものの中を確認していない方、買っただけで安心している方に一度この投稿を読んで頂き、今ある備えが本当に自分を守ってくれるものなのか考えるきっかけにしていただければ幸いです。
実施状況
■当日の天気・気温
・2月某日
・終日雨
・最低気温 -7度
・最高気温 7度
■被害想定
・電気・ガス・水道の遮断
・家屋の倒壊は免れ自宅避難
■訓練メンバー
夫婦、2歳児、生後4か月児 の合計4人
それでは防災訓練の様子をお話ししていきます。
大地震発生 電気・ガス・水道 STOP
AM10:30 大地震発生 電気・ガス・水道 STOP。
電気がつかなくなったことで日中でも真っ暗になってしまう部屋がありました。
うちの場合はトイレと洗面所。特にこの日は雨だったこともあり、いつも以上に光が差し込まず部屋中薄暗かったです。
日中からライトを使うのは想定外でした。(電池の心配)
さっそく、普段から使っているこのライトが大活躍。
余談ですがこのライトが好きすぎて、少しお話してもいいですか。
お部屋全体を照らすようなキャンプ用のライトも持っているのですが、目に刺さる明るさのものも多い中、このライトは光がとてもやわらかいんです。それでも一番強い明るさだと8畳くらいのお部屋ならポワーンとまあるい光でしっかり部屋中を照らしてくれます。腕にぶら下げらることもできるのでライトを持っていても両手があく!持ち手が持ちやすい形状の為子どもも落とさずに持ち運べる!電池式なので防災面でもおすすめ!
聞いていただいてありがとうございました。
話は逸れましたが、いいところを上げるときりがないこちらのライトを使って震災後の準備に取り掛かります。
トイレの準備
飲み水は我慢できてもトイレは我慢できません。
ということでライトをつけながら非常用トイレを設置。
今回使用したのはこちら。
日本製という安心感。
説明書通りにトイレに設置しました。
便座を上げて透明の便座カバーを設置します。
その上に黒い排便袋を設置して便座を閉じ(便座で袋を挟む)、凝固剤を入れるだけ。
使用したら、黒い排便袋と凝固剤だけ取り替えていく流れです。
他の商品では便座カバーが無い物もありました。
しかし実はこの便座カバーが良い働きをしていました。この袋を事前に設置しているおかげで、黒い排便袋を交換する際に便器内にたまっている水がひっついてこないのです。手を洗ったり掃除する水が充分に無い時には大事なポイントになります。
汚物の保管
排便後は付属の処理袋に入れていきます。
処理袋という名ですが、ただのポリ袋でした。その為排便袋をしっかり縛っていても、処理袋内に排便袋がたまってくると臭いが漂うようになりました。汚い話ですが、大便をした排便袋を入れると一気にトイレ中が臭くなりました。
真冬でもこの臭いだった為、真夏だともっとひどい臭いになると思います。震災時はすぐにごみ収集車が来れる状況ではない為、数日間この処理袋を自宅で保管しておくことになると考えると死活問題です。
その為臭い対策として、以下の袋を購入しました。
赤ちゃんがいるご家庭なら使ったことがあるかもしれませんね。BOSの袋は本当に臭いが漏れません。子供の便がついたオムツもこの袋に入れてしまうと、鼻を近づけても臭わない為、うちでは絶大な信頼を置いています。
排便袋がたまってきたらこのBOSの袋にためていき、臭いを漏れないようにする作戦です。(真夏の防災訓練で効果検証してみたいと思います)
家族といえど、あまりにひどい臭いを共有し合うのは精神的にきついです・・・。
そして家中が汚物臭になるのは耐えられません。
非常用トイレを買っただけで安心していたら真夏に大変な思いをするところでした。
気づけて対策できて本当に良かったです。
その他
毎回排便袋を取り替える際に便座を手で触るのですが、その後手を洗えない(洗えたとしても節水の為しっかり洗えない)となると、手の雑菌が気になりました。
そこでひらめいたのが、トイレの便座ハンドルです。
便座ハンドルは100円ショップにも売っているよ
最初に非常用トイレを設置する際にこの便座ハンドルも取り付けておけば、排便後に毎回便座を直接触らずに済むため、いくらか衛生的になります。
それでも衛生面が気になる方は、使い捨て手袋をして汚物処理をするとより衛生的ですね。
トイレの投稿は以上です。
次の投稿では節水についてお話していきます。
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